こころよく 我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて 死なむと思う
26歳で世を去った天才歌人、石川啄木にとって、歌詠みは仕事でなかったようです。

ある調査によりますと、定年退職した人が一番やりたいことは、仕事なのだそうです。まさか、と思われるかもしれませんが、どちらかというと、自分ではあまりやりたくない事を何十年もやってきたので、今度は自分が本当にしたいことをやってみたい。人にやらされるのではなく、自分で進んで仕事をしたい。ということのようです。
このところ、人生は長いです。私が生まれたときは、日本人の平気寿命は45歳ほどでした。今はほとんどの人が80歳まで元気でいます。成人してからの年月で考えますと、50代半ばはちょうど半分です。
多くの人にとって、前半は家族を養うために収入を増やし続けなければならず、嫌なことも我慢して耐えてきた時代です。しかし、子供たちも大きくなり、ローンの支払いも終わったら、それほど会社の言いなりにならなくてもいいだろう、と考えたいです。
いや、それどころか、会社は定年だ、早期退職だ、リストラだ、と追い出しに掛かります。会社の言う通りにしていたら、どこで捨てられるかわからない時代でもあります。

長い人生では、やはり、やりがいのあることをいつも持っていることが、精神面、肉体面、生活面で一番安定をもたらします。毎日、希望を持って暮らせるための必要条件です。そしてそれは今や、自分で獲得しなければならないようになって来ました。それはまた、年齢に関わりないテーマです。
学校や会社が、あなたの人生設計をしてくれる時代は終わりつつあります。自分で自分の一生をデザインする。それが21世紀の日本に生きる私たちに求められているものです。自分にとって、そして周りの人たちにとって、充実した人生はやはり自分で考え、自分で決めていかなくてはなりません。
充実した人生は、啄木でなくとも、快く働ける仕事との出会いが基本です。快く、楽しく働ける仕事。それと出会うために、いつも自分を準備していることが重要だと思います。また、一方では、出会いの機会を求める努力も欠かせません。世間を広くして、交流を深め、友達や知り合いをたくさん作っておくことも大切でしょう。

アップルコンピュータの創業者、スティーブ・ジョブズ氏も、人生で一番大切なことは、自分のしたいことを見つけることだと、言っています。
さて、言っていることはわかるが、実際やるのは大変だ、とお考えになる方もいらっしゃるでしょう。小僧comは、そのような出会いの場を作るための、コミュニティです。趣味や教養、楽しみのための出会いと同じように、仕事との出会いを企画したいと考えています。
会社の都合で人を探すのではなく、自分に合った、自分の夢が実現できる仕事を、年齢に関係なく(30代でも70代でも!)一緒に見つけ出すための活動に小僧comは参加しています。
仕事との出会い、それを楽しくやっていくために、これからの小僧comのキャリア欄にご注意ください。みなさんと一緒に考えていきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
ラサール高校、一橋大学経済学部卒業
非エリート、転職歴4回、出向歴2回、創業歴1回。