仕事を楽しむ
先回お約束したスピード出世のお話をする前に、パソコンと携帯電話の結論を出しておきます。いま、日本で一流の会社に入ろうとおもったら、パソコンが使えないと無理です。公務員は非生産的な仕事ですから、それでいいかも知れませんが、パソコンを使えない社員を平気で雇っているような会社では、先は暗いです。大学生でも、高校生でも、社会に出て働こうとおもったら、パソコンを自在に使えることが必須条件です。
それでは、パソコンに慣れない世代の再就職はどうしたらよいのでしょうか。この答えは、単純明快、パソコンを使えるように、勉強する以外にありません。いやなら、読み書きの出来ない人のためにある、日雇いの肉体労働しかありません。それほどの体力はありませんから、結局、パソコンを勉強する以外に方法は無いのです。
ではパソコンの勉強は難しいか、というと、そのようなことは全くありません。慣れるが勝ちで、時間をかければ誰でも覚えられます。こつこつと簡単なものから少しずつ覚えれば、基本は誰でも出来るようになります。時間が必要ですから、早く始めることが大切です。もし、あなたが偉いポジションにいて会社でパソコンを使う必要がないのなら、自宅で夜間あるいは、週末に、ぜひ使ってみてください。
21世紀はパソコン、PCの時代です。会社に一台、自宅に一台、通勤途上に一台、という時代ですね。好き嫌いの問題ではありません。ビジネスがそうなってしまったので、それを使わないと、ビジネスにならないのです。
私の場合、なにしろパソコンをつくる会社で担当者にまでなったことがあるのですが、大失敗をしたので、それ以来パソコンを見るのもいやになりました。ですから、ほとんど使えません。かろうじて、周りのスタッフに教わりながら、ごまかしています。しかし、毎日、それを使わないと、仕事ができませんから、パソコンから逃げ出してはいません。そのうち、もっと使い方がうまくなるだろう、などと勝手におもっています。「そのうち」と「おばけ」は見た人がいないのですが。
携帯のほうは、とにかく、受信と送信は出来るようにしています。勝手に切っておくと、会社のスタッフたちに怒られます。ただ、番号は会社と家族以外には教えないことにしています。ある会社の社長は、名刺に携帯の番号も、パソコンのメイルアドレスも書いていません。銀座のバーで配ったら、それ以来、しつこくつけまわされて、困ったからだそうです。私はそれほどではありませんが、たいした急用でもないのに、やたらに電話をかけてくる人は、やはり迷惑だと思っています。
しかし、携帯電話もいまやビジネスの必需品ですから、会社で仕事をするなら、持っていて、使えなければならないということです。 ミミも目もそれなりに良くないと、仕事はむずかしいですね。それをベテランの知恵で乗り切りましょう。
もちろん、ベテランの人の多くは、こんな心配はしなくてもよいでしょう。それなら、颯爽として、リセット、仕事再開でよいわけです。
さて、新入社員として、なんの役にも立たず、売り上げも全く上がらないまま、クリーク・アンド・リバー社に入社してから半年が過ぎ、さすがの井川社長もあきれはてたのか、ときどき会社の経営について、相談を受けるようになってきました。最初は経営のお手伝いはしません、ということだったのですが、給料をもらってなんの役にも立たないのは、やはり心苦しいです。いろいろ、話しているうちに、とうとう捕まってしまい、子会社の社長にされてしまいました。 給料は変わりません。
新入社員としては失格でも、経営はできますので、なんとか一年勤め上げました。実績を買われて(?)本社の非常勤監査役に推薦されました。名誉なことです。ということで、リセットは終わりました。
結論的には、非常に楽しかった、猛烈に勉強になった、40年は無理としても、少なくとも10年は若返った、相当な自信を持った、 将来に夢と希望が見えてきた、という、よいことだらけです。難をいいますと、家族に嫌われている、友達も必ずしもよく思っていない、馬鹿にしんにゅうがついてる、ということくらいですが、この歳になって、当人が満足していればいいのではないか、と謙虚に思っています。次回はリセットすると、別な良いこともあることを特集します。
関連情報

転職・再就職に関する
お問い合わせはこちら
就職・転職の●株式会社CEAFOM(シーフォーム)
CEAFOMとは、プロ・ビジネスマンのエージェンシーとして、 企業のニーズや特性に応じたプロ・ビジネスマンを派遣・紹介し、経営改善や業績向上に寄与すること、また、ビジネスマンが十分に能力を発揮できる場を提供すること、この2つを目指しています。
●ソニーが挑んだ復讐戦―日本再建の軌跡 (単行本)
著者:郡山 史郎 内容(「MARC」データベースより)
井深、盛田、岩間、大賀という、歴代の経営者たちを至近距離から見つめ、その考え方、人柄の多くを知るソニーのトップ・マネジメントが、体験と見聞をもとに、これまで語られなかったソニーの実像に迫る。







