イベントレポート
#005:小僧こだわりJAZZ Live Vol.2「TOKU plays standard and more 〜featuring Tsuyoshi Yamamoto」

9月16日(土)原宿クエストホールにて、小僧こだわりJAZZ Liveのシリーズ第2弾「TOKU plays standard and more」が開催されました。 ジャズ・ジャーナリストの小川隆夫さんをプロデューサーに迎え、小僧comがシリーズでお送りするトーク&ライブイベントの第2回です。今回は、アクセスの便利なクエストホールということもあり、約200人がTOKUさんの音楽を堪能しました。

プロデューサーの小川隆夫さん
開場時間の午後4時からお客様がお見えになり、受付を済ませロビーに進むと、ウェルカムドリンクが配布されました。今回のライブには、山梨県の勝沼にあるワイナリーのひとつ、まるき葡萄酒さんから「2006年デラウェア」のにごり酒(白ワイン)の新酒がふるまわれました。普段食べているデラウェアがこんなワインになるの?と、皆さんそのフルーティな飲み口に驚きながらのどを潤していました。
またロビーでは、協賛企業のソニーファイナンスインターナショナルさんがお客様向けに実施した、PCを使ったスロットゲームもあり、大当たりの金が鳴り渡るなど、ライブ前の会場を盛り上げました。ちなみに賞品は、まるき葡萄酒の赤白ワインセットでした。
午後5時、このシリーズのプロデューサーで、当日のナビゲーターを務める小川隆夫さんによるオープニングトークでライブは始まりました。
オープニングトークでは、今回のテーマである「スタンダード」について、それが生まれてきた背景や、有名な作曲家、そして代表的な曲などが紹介されました。
スタンダードは、一言でいえば「多くの人が知っている曲」。その多くは、ブロードウェイミュージカルや映画音楽から生まれました。
1910年頃、NYマンハッタン28丁目、5番街〜6番街には、多くの出版社が軒を連ねていました。この通りはティン・パン・アレイと呼ばれ、若い作曲家が自作を店頭でデモンストレーション演奏しては売り込もうしていました。彼らはソング・ブラガーと呼ばれ、若き日のジョージ・ガーシュインやコール・ポーターなどもいました。
ここには、ミュージカルや映画のプロデューサーたちも、新しい才能を求めてやってきましたので、多くのヒット曲がこのティン・パン・アレイから生まれることになったとのことです。
途中、ガーシュインの代表曲「サマータイム」をマイルス・デイヴィスの演奏で聴き、スタンダードに関するオープニングトークが終了すると、いよいよTOKUさんの登場です。
この日は、TOKUさん(フリューゲルホーン、ヴォーカル)、山本剛さん(p)、佐藤ハチ恭彦さん(b)、大槻カルタ英宣さん(ds)によるカルテット編成です。
「Moon Dance」から始まった演奏は、普段のTOKUさんとはひと味違い、徹底的にスタンダードを聴かせてくれました。「Night & Day」や「Smoke Gets In Your Eyes」など、だれもが一度は聞いたことがあるような曲が、まさに現代の、TOKUさんのサウンドとなって会場を満たしました。1時間に及ぶ熱演に、会場はすっかり魅了されましたが、ここで一旦休憩。

山本さん、TOKUさん、小川さん15分の休憩後は、小僧com藤田よりご来場の皆様に御礼のご挨拶と、当日ワインを提供してくださった「まるき葡萄酒」のワインアドバイザーもっちさん、銀座のバー「Space」の支配人、ソムリエスーツ姿でワインをサーブしてくださった港信之さんをご紹介させていただきました。
そして小川さんとTOKUさんのフリートークが始まります。
まず、小川さんからの「TOKUさんがJAZZを演奏するようになったきっかけは?」という問い掛けに、留学時代にたまたまジャズピアニストのルームメートと出会ったことや、彼のバンドでライブ活動を始めたエピソードなど、TOKUさんのJAZZのルーツが語られ、会場も段々とリラックスした雰囲気に包まれました。
その後、この日のピアノを担当していた大御所、山本剛さんもトークに加わります。実は山本さんはTOKUさんの高校の先輩であったとのこと。小川さんから二人に、スタンダードを演奏する時、なにか打合せや準備をするのかといった質問が出ましたが、それに対してTOKUさんと山本さんは、実際にメンバーに配られているコード進行だけが書かれた譜面を示しながら、簡単な打合せだけで、あとは即興、JAZZとは「学校に行くまでに、毎回寄り道したり二人とも違う道を通ったりするけれど、最終的には学校に着く」ようなものです。とわかりやすく解説。皆さん、なるほどと感心したりうなずいたりしていました。

山本さんとTOKUさんのDuo
といったところで、いよいよライブ後半戦のスタートです。まずは山本さんのピアノとTOKUさんのDuoで、「The Night We Called It A Day」。JAZZのもつ大人の魅力を堪能できる曲でした。他のメンバーも加わって「They Can't Take Away From Me」「Fly Me To the Moon」と続き、皆さんすっかりJAZZに魅せられていました。
アンコール曲は、皆さんよくご存知の「Smile」。TOKUさんは、バンドのメンバーをのせ、会場の皆さんを巻き込んでの熱い演奏でフィナーレとなりました。
終演後には、TOKUさん、小川さんのサイン会も開催されました。一人ひとりに丁寧にサインをし、握手をしたり、一緒に写真に収まったりと、お二人の人柄の良さにふれることができ、並んで待っていただいた甲斐があったのではないかと思います。
今回200名ほどが参加してくださったこのイベント。JAZZライブが初めてという方でも十分楽しんでいただけるようにと企画しましたが、参加された方々の評価はたいへん高く、皆様にご満足いただけたようです。スタッフ一同、ほっと胸をなでおろすと同時に、たいへん嬉しく思いました。







