イベントレポート
日時:2006年12月16日(土)13:00〜15:00
場所:東京21Cクラブ
出席者:21名
講師:森田貴子氏 森田貴子税理士事務所(Takamoriサロン)
クリスマスも近づき、肌寒さが感じられた土曜日の午後、森田貴子さんを講師にお招きして、確定申告対策講座を東京駅前の丸ビルにある東京21Cクラブにて開催致しました。 講師の森田さんは、税理士試験合格後、約10年間、個人の会計事務所や外資系の会計事務所で税務コンプライアンス業務を行い、現在はM&Aに関する会計税務サポ−トをワンストップで提供するユナイテッドパートナーズ会計事務所に所属していらっしゃいます。普段はM&Aから生じるすべての税務コンプライアンスの仕事をしていらっしゃる一方で、日本人、外国人、富裕層か否かに限らず、クロスボ−ダ−も含めたところで法人だけでなく、さまざまな個人の税金(所得税・贈与税・相続税)に関する経験を積んでいらっしゃいます。
今回の講座は、確定申告を前に個人の税金の仕組みの大枠を理解し、どのような節税対策ができるかという点を分かりやすくかつ実践的に紹介する内容でした。
前半では、人生設計におけるライフデザインとファイナンシャルプランの位置付け、そしてファイナンシャルプランニングの大切さを説きながら、そのファイナンシャルプランニングにおいて税金がどのような意義を持っているのかを説明されました。
そして、実際にあった相談内容をもとにしながら、個人に関する税金の概要、そしてその主なものになる所得税について分かりやすく説明されました。特に所得税については、所得の種類や税率と言った基礎的な知識だけでなく、課税は国籍ではなく、住所または居所で判断されるなど、その課税要件なども詳しく説明され、必要経費、所得控除、税額控除などの節税ポイントも網羅していきました。
次に、マンションを売却した際の税金はどうなるのか、整骨院やマッサージ費用は医療費として認められるのかなど、実際に相談があった事例が出され、参加者の意見や質問も取り交えながらアドバイスして行きます。
整骨院やマッサージ費用が医療費として認められるためには医師からの診断に基づく必要があるという医療費控除のポイントから、ゴルフ会員権の売却で評価損が発生した場合に所得と相殺できる金額は幾らまでかという損益通算についてや、雑損控除に至るまで、非常に実践的なアドバイスで参加者を惹きつけます。
そして、給与階級別給与所得者数、年齢階層別平均給与などの統計データを元にしながら、確定申告をする人と年末調整を行う人の場合分けの解説を行い、確定申告に向けた取組みについて紹介されました。例えば会社員の必要経費は、660万円超1,000万円以下の場合には年収の10%+120万円までの概算経費控除が適用されますが、一方で通勤費、転居費、資格取得費など、特定支出控除として認められるものも具体的に列挙され、知らないといかに損してしまうかが実感できます。
また、自営業者にとっては経費の計上が非常に大切であるということをご自身の例を元にしながら説明され、「レシートはキャッシュバッククーポンだと思ってください」と強調されていました。
前半が終わり休憩に入ると、コーヒーとケーキがサーブされました。ケーキは森田さんこだわりの「PIERRE HERMÉ PARIS」で、参加者も非常に満足されました。
後半は、参加者が休憩時間に記入した質問に基づくQAセッションでしたが、質問が予想を超えて殺到してしまい、全てに答えることができないという嬉しい事態になりました。
結局その中から、「住まいを考えているが賃貸するか購入するか迷っている、税金の観点からどうしたら良いか?」という質問が選ばれ、森田さん自身の見解も踏まえながら回答されました。
最後は、10月1日より森田さんが主宰する女性のためのマネーライフサロン「Takamoriサロン」が紹介され、2時間に渡る講座が締めくくられました。講座終了後も、森田さんは参加者の質疑応答に対応され、大変好評なセミナーとなりました。








