
ソムリエ港のこだわりワイン
Vol.8 「ニーノ・フランコ ルスティコ」
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Nino Franco Rustico 〜
イタリアのスパークリングワインは、フランスのシャンパーニュを始め他の国々のスパークリングワインと比べても、素晴らしい仕上がりになっていることはいまさら言うまでもないでしょうが、
この「素晴らしい」というイメージが、まだまだ浸透していないのが悲しい現状です。
以前ご紹介した、ロンバルディアの「フランチャコルタ」のスプマンテ(イタリアのスパークリングワインのこと)は、
フランスのシャンパーニュと同じような作り方で、瓶の内圧が非常に高く作られていました。
今回ご紹介するこの「ルスティコ」は、「フランチャコルタ」とは違い、内圧も優しく作られています。
イタリアのアドリア海に面している“ヴェネト州”から作り出されるこのワインは、岩質の丘に広がり太陽の光をいっぱいに浴びた畑で作られる、糖分の高い葡萄を使用していています。
ワイン自体も糖度が高くなり果実味豊かにほのかに優しさを兼ね備え、芳醇な香りを放ちます。
香り、味わいは、非常に繊細で、果実味から来る甘い香り、口の中にサンザシの花の香りが広がります。
極々辛口という訳でありませんが、前菜料理や食前酒にはもってこいでしょう。
2001年8月のワインアドヴォケート誌で90点。
ロバート・パーカーポイントも90点を獲得していることから、品質の高さはお分かりいただけると思います。
合わせたい料理は、前記の通り前菜料理で、白身魚のテリーヌ、蟹とアボカドのサラダ仕立てなど。 ご自宅では、真鯛の刺身を買ってきてちょっと湯引き(熱湯を少しかけて白くさせる)して塩で。タコをスダチと塩で。もっと簡単に、グレープフルーツゼリーと一緒に!というのも良いですし、ちょっと手を加えてそのグレープフルーツゼリーと春巻きの皮を揚げた物を、細かく切ってサラダ仕立てにしていただくのも良いと思います。
飲んでいただきたい温度は、食前酒や前菜とあわせるんでしたら、5度から7度位かな。デザートや食後に飲むようでしたら7度から9度くらい。
5度にあわせるには、たっぷりの氷水に肩までつけて約25分間。8度まで上げたければ、そのまま10分間、部屋の温度に置いておけば、その位になります。
でも、このスプマンテ、食事に合わせようなどと気を使わずに、簡単に冷やして、気軽に飲むことをお奨めします。
ワインは肩肘張らずに、気軽に、気楽に、です。
プロフィール

港信之(みなとのぶゆき)
ソムリエ、銀座Wine・Bar・Italian「SPACE」取締役支配人。2004年12月ホテル西洋銀座で開催されたジョエル・ロブションとロバート・パーカー両氏による「ヘドニスト・ディナー」(いわゆる「100万円ディナー」)のシェフ・ソムリエを務める等、数々のイベントで活躍した伝説的なソムリエ。
現在は銀座にある、イタリアンキュイジーヌとワインを楽しめるお店「SPACE」の支配人を務める。
バーテンダーとしても内外の大会で入賞する等、ワインに限らず、シングルモルトや日本酒、焼酎等お酒に関する知識は超一流。実際の作り手との交流も欠かさない。
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