
ソムリエ港のこだわりワイン
Vol.9 「シャンソン ペール・エ・フィス ピュリニー・モンラッシェ プルミエクリュ “シャン・ガン”」
〜 Chanson Pere&Fils Puligny Montrachet Premier Cru “Champs Gains” 〜
本当に高級な白ワインをご存知ですか?
Vol.1『リュリィ』の回でご紹介した、
「シャンソン ペール・エ・フィス」という作り手です。
この作り手、繊細かつ味わいのよさを表現しているのは以前も紹介したとおりですが、やっぱりすごいと実感してしまうワインをご紹介します。
“へたなムルソーやモンラッシェを飲むくらいなら「リュリィ」を飲むべき”と、以前にも書きましたが、この「ピュリニー・モンラッシェ」は、
飲み方を間違えなければものすごいパワーを持っています。余韻、味わいの濃さ、香り立ち、何をとってもこのクラスではトップを行くでしょう。
香りは、ナッツ、トースト、バター、若干のスパイス香は白い粒のままのコショー。セルフィーユや、新緑の朝露の香り。
次から次に、香りが広がってくる。
グラスの中でゆっくりと遊んでいると、今度は、アーモンドの香りや花梨の花の香り、プリン?など、楽しみがどんどん湧いてきます。
普通のワイングラスで飲んでいただけますが、大き目のグラスでももちろん、ロックグラスでも面白いでしょう。
合わせたい料理は、高級フレンチをお奨めします。
と、いっても過言ではありません。舌ヒラメのムニエルなどのオーセンティックフレンチ、白子のフリット、鱸(すずき)のベルモットバターソースなどなど。
自宅では、ジャガイモのホワイトシチューグラタン、サーモンとジャガイモの北海道バター焼。チキンのクリームシチューなどですかね。もっと簡単に、バタートースト(以前にも書きましたが)や、焦がしバターを使ったおつまみも良いですね。ホワイトアスパラガスのサンドイッチでも、美味しいですよ。
少し高めのワインですが、このワインなら十二分に納得していただけると思います。
ここぞと言う時や、何かのイベントのときなどに。
送られてきたワインは、すぐに開けずに
少しの間休ませて下さい。
ワインは瓶の中で輸送のために、疲れたり、びっくりしたり、泣いたりしています。落ち着かせ休ませるためにも、できたら三日以上静かに、温度変化の少ない、臭気の少ない場所に保管してください。 美味しいものを美味しく飲めることが大切です。
ワインは肩肘張らずに、気軽に、気楽に、です。
プロフィール

港信之(みなとのぶゆき)
ソムリエ、銀座Wine・Bar・Italian「SPACE」取締役支配人。2004年12月ホテル西洋銀座で開催されたジョエル・ロブションとロバート・パーカー両氏による「ヘドニスト・ディナー」(いわゆる「100万円ディナー」)のシェフ・ソムリエを務める等、数々のイベントで活躍した伝説的なソムリエ。
現在は銀座にある、イタリアンキュイジーヌとワインを楽しめるお店「SPACE」の支配人を務める。
バーテンダーとしても内外の大会で入賞する等、ワインに限らず、シングルモルトや日本酒、焼酎等お酒に関する知識は超一流。実際の作り手との交流も欠かさない。
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