ソムリエ港のこだわりワイン
皆さんは、スペインのワインをよくご存知ですか? 多分皆さんの中であまり接する機会が・・・と思われている方が多いと思います。代表的なスペインワインには"シェリー"があります。あまり知られていませんが実は葡萄の栽培面積は世界第1位なのです。その国スペインよりのご紹介です。
作り手の名前は「アレハンドロ・フェルナンデス」。 かつて高級ワインを多く産出していた「ベガ・シシリア」。1972年、当時一般的なテーブルワインを安く大量に生産していたこの地で、再び高品質なワインを世に送り出そうと、彼はワイン作りをはじめました。 スペインの土着葡萄品種の「テンプラニーリョ」の特長を最大限に生かし、その品質は「スペインのペトリュス」と言われるまでになりました。 今回ご紹介しますこの"デューサ・ラ・グランハ"は比較的新しく、1998年ものがファーストヴィンテージとなります。 リオハより西、ポルトガル寄りのサモラ州(カスティーリャ・レオン地方)で、熱い気温と少ない雨量で、太った葡萄を栽培することで有名な場所で作られています。 アメリカンオークで24ヶ月熟成、ボデガ(スペインで醸造所のことを言う)で6ヶ月以上瓶内熟成し世に放たれます。
味わいは、非常に力強く、タンニンが多く、コーヒー、黒スグリやアメリカンチェリー、ややスパイシーな香り立ち。色合いも濃厚なルビー色をしていて、見た目からのこのワインの強さを感じられます。
飲んでいただきたい温度は、やや高めの20度から22度ほど。セラーをお持ちの方は15度ほどのセラーから日のあたらない場所(23度程の室内)に出したら、2時間ほど放置してください。半日前より出されていても問題ない温度になりますので、夜呑まれるのでしたら、昼過ぎに出されていると美味しく飲めるはずです。
大き目のグラスで飲まれることをお薦めします。香りがとてもよく、味わいもしっかりしていますからゆっくりと楽しむことが出来ます。
合わせたい料理は、仔羊のグリルなどのしっかりした料理が、このワインのタンニンのしっかりしたところと複雑性に富む気品のある味わいとマッチします。野鴨のロティなどの力強い料理も相乗するはずです。
もっと簡単に、厚めに切った生ハムをソテーしたもの。ブラックオリーブをいっぱい使ったピザやパスタ料理などでも、、、。
ご家庭ですと、お好み焼きとかすき焼きかな?醤油のこげた香りやソースのこげた香りとのマッチングをお楽しみください。
ワインは肩肘張らずに、気軽に、気楽に、ですよ。
プロフィール

港信之(みなとのぶゆき)
ソムリエ、銀座Wine・Bar・Italian「SPACE」取締役支配人。2004年12月ホテル西洋銀座で開催されたジョエル・ロブションとロバート・パーカー両氏による「ヘドニスト・ディナー」(いわゆる「100万円ディナー」)のシェフ・ソムリエを務める等、数々のイベントで活躍した伝説的なソムリエ。
現在は銀座にある、イタリアンキュイジーヌとワインを楽しめるお店「SPACE」の支配人を務める。
バーテンダーとしても内外の大会で入賞する等、ワインに限らず、シングルモルトや日本酒、焼酎等お酒に関する知識は超一流。実際の作り手との交流も欠かさない。
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